「脳は失敗しようとする」――成功を阻む脳の働きとは?
芸能人が売れるのは「ゴリ押し」や「コネ」次第かっていうと、そうでもないっていう話。
成功する人は「妄想力」に優れている!
もちろん、「大舞台で緊張をしなければ成功できる」わけではありません。
オーディションを通過してCDデビューを果たしても、それからいい曲が作れず、ライブもぱっとせずに消えていったアーティストも山ほどいます。
「重要なのは、成功する自分のイメージが潜在意識に根付いているかどうかということ」だと中脇さんは語ります。
潜在意識に自分が成功するイメージがある人にとっては、成功は「変化」ではなく、日常の延長です。だから、脳の現状維持機能はそのままそれを受け入れます。
それだけではなく、「潜在意識の中で既に成功している」人の脳は、成功イメージを常に現実にするように行動します。
これにより、「成功するための方法」が勝手に目に入ってきます。そして。それをどんどんと吸収して実力を身に付け人脈を築きます。また成功に必要な様々なものを獲得していくことで、そのイメージまでの「最短ルート」も見えてくるのです。
これは、スポーツの世界でもイメージトレーニングとして一般的に行われていること。
そう考えてみると、成功する人というのは無名のころから自信に満ち、周囲にも「ああ、この人はきっと成功するんだな」と思わせます。
「きっとこいつは成功する」と周囲に思わせれば、事務所もプッシュをしたくなるでしょう。いろいろ情報をくれたり、協力してくれる人も現れるかもしれません。
そうした環境に身を置くことで、さらに成功のイメージは具体的に、そしてより高いイメージへとアップデートされ、それによってさらに「成功」するための様々なものが集まってくる。
「引き寄せの法則」だとか「運」だとか「人間力」だとか、様々に語られるこうした現象も、実はこういう構造なのかもしれません。
本書では、これを「妄想力」、「ワクワク脳」と名付け、どうすれば潜在意識が成功に向かうのか、という方法論を具体的に、実践的に紹介しています。
目次を見ると、「妄想力で脳をだませ!」、「ビル・ゲイツになっちゃえば大体は解決する!」、「妄想すれば、世界が平和になるしかない」――などなど、一見して「!?」と思う項目が並びます。
成功する人としない人の違い――数々の「成功した人」と「成功できなかった人」を見てきた中脇さんが語るその内容、ぜひ手にとってみてください。
あなたの仕事はなぜつまらないのか?
著:中脇雅裕
編:Lilith Edit(リリスエディット)
発売元:ワニブックス