What’s SEIReN project

(可愛い)女は(ずっと可愛い)女である

アンナ・カリーナ来日中♡

1960年代、フランスヌーヴェルヴァーグ映画の旗手、ジャン・リュック・ゴダール。
ゴダールのミューズとして名を馳せた「アンナ・カリーナ」さんが来日中です。
NEWアルバムのリリースプロモーションらしいのですが、ライブや写真展など様々な
イベントなどにも出演される模様。
早速昨日、銀座のアニエスで開催されたトークショーにお邪魔してきました。

アンナ・カリーナ。

言わずと知れたゴダール映画のミューズで、いまだ女性誌で特集が組まれる人気女優。

「気狂いピエロ」「女は女である」「はなればなれに」…。
彼女の出演作の中でも、このあたりが人気なのだろうと思うのですが、
なんといってもその魅力は、猫のようにくるくると表情を変える大きな瞳とキュートな仕草。
いたずらっこな表情で何をするかわからないピュアな危うさ。

そして「赤」ってこんなに女の子を可愛く見せられる色なのか!と
気づかされるメイクやスタイリングなどなど…


映画『気狂いピエロ』より

 

ANNA KARINA。

もはや名前だけ見ていてすら可愛い。
そしてその名付け親はあのココ・シャネルだというのも有名なおハナシ。
トークショーではそのあたりのエピソードはもちろん、
幼少期のエピソードやこれまでの女優人生を振り返ってのことなども
たくさん語っていらっしゃいました。

 

小さい頃から踊ったり歌ったりするのが大好きで、
いつかショーに出て見たいという夢はあったけれど、
それは映画スターになりたい!なんていう大それた夢じゃなかった。

とても明るくていつもニコニコ笑っているような少女だったけれど、
人生にはとても悲しいこともあり、そういう側面も知っていました。

継父と気が合わず、17歳で故郷も家も飛び出し、ずっと憧れだったパリに
たったひとりでやってきた女の子が、映画女優になったなんて信じられない。

ココ・シャネル。
ゴダール。
共演した多くの俳優さんたち。
支えてくれた多くに人々。

それは、みんながくれたギフトで、私の人生は贈り物の連続みたいなもの。

飾らない、素直でお茶目な性格が垣間見ることのできるトークから、
周囲の多くの人に愛されたであろう彼女の人柄が伝わってきます。

 

個人的に一番きゅん♡としたのは、
『サッチモ(ルイ・アームストロング)のお嫁さんになるのが夢』
だとおじいちゃんに話したというエピソード。

『サッチモは随分大人の人だから、君みたいな子供では相手にされないかもしれないよ?』
というおじいちゃんに、

『でもいいの。どうしてもサッチモのお嫁さんになるの。
頑張って、もしダメだったら、でもそのときは
おじいいちゃんのお嫁さんになってあげる』
といったというお話。

おじいちゃん、絶対目が♡になってましたよね(笑)。

このほか、彼女が語るエピソードのすべてが、まるで映画のワンシーン。
その場面を想像するだけで素敵な絵が浮かんでくるようでした。

 

 

当然、60年代の映画を中心に活躍した女優さんですから、
今は年齢を重ねていらっしゃいます。

でも、私の中にアンナ・カリーナバイアスがいくらかかっていようと、
アンナは、銀幕での表情と合い違わぬ、とっても可愛い女性でした。

日本の女優さんでいうと八千草薫さんなどもそうですが、
その人の中にある「少女性」というものは年齢を重ねても決してすり減るものではなく
逆に、年齢を重ねることで、見た目以上に強く現れてくるのではないでしょうか。

 

さて、今回の来日のきっかけとなった新作CDアルバム。

アンナ自身の作詞やゴダールや現在の旦那様から提供されたもの、英語での楽曲もあるそうで、
現役の彼女の歌声が聴ける貴重な音源。
サイン入りのものを予約してきたので聴くのが楽しみ♡

 


↑東京着の直後だというのに、アニエスのBAG購入者全員に直筆サインまで。
ずっと可愛い笑顔を見せてくれていました。

 

今夜、代官山UNITで行われるライブを始め、
月末まで写真展も開催されるようなので
メモっておきますね♡

 


9月21日〜30日
アンナ・カリーナ 永遠の「気狂いピエロ」展』

日程 2018年9月21日(金)~9月30日(日)
会場 東京都 恵比寿 AL
時間 12:00~20:00
料金 500円 ※ポストカード付き
トークショー 24日開催予定

 


 

9月23日
FESTIVAL TANDEM ライブ出演

https://www.tandem-tokyo.com

日時   2018年9月23日(日)・24日(月・祝)
両日開場 12:00 / 開演 13:00〜終演 22:00(予定)
会場   UNIT & UNICE
住所   150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 Za HOUSE BLD
チケット  2 Day チケット 12,000円 / 1 Dayチケット 7,500円(税込)全席自由
*ドリンク代500円別途 *再入場可

Date : dimanche 23 et lundi férié 24 septembre 2018
ouverture des portes à 12:00 / concerts 13:00 – 22:00 (sous réserve)
Salle : UNIT & UNICE
Adresse : Za HOUSE BLD, B1F, Ebisu-Nishi, Shibuya-ku, Tokyo 150-0021
Tarif : 2 Day ticket 12,000 JPY / 1 Day ticket 7,500 JPY – Placement libre
* + 500 JPY pour 1 boisson *Ré-entrée autorisée

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主催 : TOKYO TANDEM実行委員会
後援 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、
Sacem、Adami、BONJOUR FRANCE
協力 : 代官山UNIT、KADOKAWA
企画・制作 : LAMBERT & PARTNERS、ポッションエッズ

Organisation : TOKYO TANDEM Executive Committee
Sous le parrainage de : Ambassade de France / Institut français du Japon,
Sacem, Adami, BONJOUR FRANCE
Coopération : Daikanyama UNIT, KADOKAWA
Production : LAMBERT & PARTNERS, POSSION HeADS

 


打矢 麻理子

SEIReN編集長

打矢麻理子

様々なジャンルの女性ファッション誌や、ビジュアルブック、書籍制作などの経験を活かし、編集者として活動中。2017年に出版社の編集事業局取締役社長を経て独立。クリエイターチーム「Lilith Edit」、メディアプロジェクト「SEIReN」を主宰。

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