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人はなぜ、手袋を見かけると活けたくなってしまうのだろう

TERIYAKI~ライター吉田奈美が下を向いて歩いてみたら~ Vol.2

ライターの吉田奈美と申します。

みなさんは普段、上を向いて歩けていますか?

……無理ですよね。首痛いですし、逆に危ないですし。

そんなわけで、私が日の目を浴びることなく続けているライフワーク、<下を向いて歩こう>。

国民的なあの歌のようなポジティブな気持ちを有したまま下を向いて歩いてみると、さまざまな発見があるようで。

そんななんてことない、下向きの日常をぼんやりとお届けします。

本日も下を向いて歩いてみました。

もっとも出会うアイテムナンバー1は手袋です。
しかもですね、手袋はただ落ちているだけではないんです。
たいがいはこんな風に落ちているのですよ。

そう、誰かが「活けて」いるんです。これを私は「生け手袋 道端流」と呼んでいます。いや、すみません。今呼び始めました。

 

 

くたーっと退廃的な作品。

 

 

対して凛とした生命力を感じさせる。

 

 

数年前に出会った奇跡のカラーコントラスト。生け師のしたり顔が見えてくるような珠玉の作品。

 

 

これを超える作品を求め、私は日々下を向きながら徘徊するのです。ああ、暇だ。

 

吉田 奈美

ライター

吉田奈美

ライター。恋愛読み物記事の構成・執筆、インタビュアーを中心に、雑誌、書籍、WEBメディアで活動中。著作に『恋愛Saiban傍聴記』(主婦の友社)。裁判傍聴ライターとしても各種メディアで活動。

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